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素戔嗚ファミリーのいる八坂神社

投稿日:2022/07/29 最終編集日:2022/07/30

みなさんお元気でお過ごしですか。今日も絶賛方向音痴のひこなんです。神社付近の道でスマホをぐるぐる回しながらとぼとぼ歩いている人がいたら私です。遠巻きによけて行ってください。
今回はまたまた私の中ではイケメン(イケオジ)に脳内変換されている素戔嗚のいる八坂神社です。

古事記ではやんちゃな素戔嗚

素戔嗚は古事記では伊邪那岐が鼻を洗った時に産まれた神様で、天照大神と月読尊の弟とされています。
古事記ではやんちゃぶりを大爆発させていて、馬の皮を剥いだり、田んぼを荒らしたりして天照大神の引きこもりの原因になっていたりします(「ラノベ古事記」第一巻 第四章 天岩屋戸)。
ですが、そのあとヤマタノオロチを退治したり、日本最初の和歌っぽい歌を詠んだり、とかっこいいところもかわいいところもあるんですよー(「ラノベ古事記」第一巻 第五章 八岐大蛇)。
私の中では怒らせなければめちゃくちゃ頼りになるイケオジです。

八坂神社はアクセスがいい!

そんな素戔嗚が祀られている神社は日本にはたくさんあります。
氷川神社の御祭神も素戔嗚ですし、島根県にある須佐神社も落ち着いた雰囲気で素敵です。
「牛頭天王」と同一視する説もあるようで、ご祭神は違う神様であってもご近所の神社の摂末社に素戔嗚がいることも多いハズです。要チェックです。
そして祇園祭で有名な八坂神社(京都)は駅から近くてとっても便利なところにあります。
最寄り駅は京阪電車の祇園四条駅か阪急電鉄の京都河原町駅で祇園四条駅からだと徒歩約5分くらいです。
道も大きな通りをまっすぐいくと西楼門が見えてきます。
西楼門かっこいいー。ぴかぴかですね。

色鮮やかな西楼門
色鮮やかな西楼門

八坂神社の中には素戔嗚ファミリーがいっぱい

西楼門から入ってすぐのところには疫神社、太田社があってそのちょっと先に大国主社があります。

太田神社
太田神社
大国主社にはうさぎを助けるシーンが再現されています
大国主社にはうさぎを助けるシーンが再現されています

そう、大国主(!)。素戔嗚の娘婿ですね。義理の息子の大国主さまです。
「神様の御用人」の第2巻第四柱では大国主様が素戔嗚にイロイロ意地悪な課題を与えられたことを愚痴っているシーンがありましたが、素戔嗚の八坂神社の居心地はどうでしょうかねぇ(わくわく)。

大国主社の説明看板
大国主社の説明看板。少彦名命もいます

大国主社の前を通って左の方向に少し行くと大年社があります。
こちらは大年神様。素戔嗚の息子です。大国主の奥さんのスセリビメのお兄さん、という感じでしょうかね。確実に素戔嗚ファミリーです。

大年社
大年社。スセリビメのお兄さん

本殿が大きい

神社って本殿は奥の方にあってあんまりよく見えなくて、拝殿の前で手を合わせる、というイメージがあったのですが、こちら八坂神社の本殿(=お参りするところ)は私のいつものイメージより大きいです。
どうやら、本殿と拝殿が同じ建物の中にあるみたいです。本殿にそんなに近づいていいのか(喜)!

本殿
本殿

本殿も西楼門と同じような朱色の柱でできていて、華やかです。こんな華やかなところに住んでいるのねー素戔嗚さまっ。
本殿の反対側にある舞殿は黒っぽい柱と金色の飾りで、私の(!)素戔嗚はこっちの色のような落ち着いたイメージです。

素戔嗚ファミリーふたたび

本殿を左手に見ながら進むと、またまた摂末社がいくつかあります。
ここにも素戔嗚ファミリーがいますよ。
まずはお姉さまアマテラスちゃんの大神宮社。

大神宮社
大神宮社。内宮外宮の文字が伊勢神宮っぽいです

そしてなんとその横が悪王子社。これは素戔嗚の荒魂だそうです。

悪王子社
悪王子社
悪王子社は素戔嗚の荒魂が祀られているそうです
悪王子社は素戔嗚の荒魂が祀られているそうです


お姉ちゃんの横なら、暴れないし暴れても安心です!よかったねー素戔嗚。

悪王子社の隣が大神宮社
悪王子社の隣が大神宮社


さらにその先には美御前社。こちらは素戔嗚の娘の美人三姉妹です。

美人三姉妹の美御前社
美人三姉妹の美御前社


こちらの摂末社を抜けた先にもまたいくつか摂末社があって、そちらには厳島社があります。
厳島、といえば当然こちらも市杵島比売命(素戔嗚の娘。三姉妹の一人)です。

厳島社
厳島社

ご近所には六波羅蜜寺

八坂神社から1.2キロくらいのところに六波羅蜜寺があります。

六波羅蜜寺
六波羅蜜寺


昔教科書で口から仏像を出している空也上人像を見て衝撃的だったのでついついついでに行ってしまいました。
私が行ったときはたまたま空也上人像が東京に来ていた時で、レプリカがありました。
レプリカの説明文では、空也上人=牛頭天王=素戔嗚(が地上に現れた)とする信仰もあったそうです。知らなかったから、ここにも素戔嗚が!と驚きました~。
神社ではないけれど、気が向いたらぜひ行ってみてください。徒歩で15分くらいです。

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Writer ひこなん

畏れ多くも少彦名命から名前をとりました。薬草もわからず道も国も作れないけど温泉に入るのは大好きです。

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