そもそも古事記とは
ラノベ古事記 月間約50万PVを記録!

日本の神話・古事記の情報発信サイト

古事記まめちしき

ヤマトタケルの熊襲討伐~実はボーイズラブ?!!!

投稿日:2022/06/11 最終編集日:2022/06/11

みなさん、こんにちはー

『古事記FUN!!』ライターのみかです。

突然ですが、

倭建命

↑これ読めますか?

日本武尊

↑ならこれではどうでしょうか。そうです、ヤマトタケルノミコトです。ヤマトタケルの漢字表記、あまり目にしないから難しいですよね。

今回は熊襲討伐をメインに“ヤマトタケルとBLについて語っていこうかなーと。

ヤマトタケルとは

第12代景行天皇の皇子(息子)で、熊襲討伐・東国討伐を行った1800年~2000年ほど前の日本の英雄です。

『古事記』によれば、

熊襲討伐とは
ヤマトタケルは父の景行天皇から、食事に出てこない双子の兄・大碓命を諭せと命じられたのに、殺してしまいます。恐怖した天皇は、熊曾建兄弟の討伐を命じます。熊襲(九州南部)へ行き、倭比売から借りた衣装で女装し、宴席に入り、兄弟を刺し殺します。このとき、小碓命(オウスノミコト)と名乗っていましたが、熊襲健から倭建命の名を貰います。熊襲帰り道に出雲(島根県)に寄り出雲建も殺してしまいます。

(東国討伐と悲劇的な最後はまた別の機会に…)

(どうしても気になる人は、本サイト・ラノベ古事記を読んでみてね。ttps://kojiki.co/tennouki/episode58.html)

ちなみに

 熱田神宮(愛知県名古屋市)―相殿神として

熱田神宮の本宮の画像
フリー素材サイトより
熱田神宮本宮
Photo by (c)Tomo.Yun http://www.yunphoto.net

 大鳥大社(大阪府堺市)―和泉国一宮

 建部大社(滋賀県大津市)―近江国一宮

これらの神社をはじめ、日本各地にヤマトタケルは祀られています。日本を平定するために全国をまわったからでしょうか。熱田神宮はヤマトタケルの剣、草薙剣(三種の神器の1つ)でも有名ですね。

ヤマトタケルと女装

上↑にあるようにヤマトタケル(小碓命)は女装をします。

この女装は日本史上・初の女装です。#女装男子 の先駆けということですね。#原文通り

それでは、どんな女装をしたかというと、

ここに小碓命、その姨倭比売命の御衣御裳を給はり

(中略)

ここにその楽の日に臨りて、童女の髪の如その結はせる御髪を梳り垂れ、そ の姨の御衣御裳を服して、既に童女の姿になりて、

(参考文献2:古事記より)

と、髪の毛を女の子みたいに降ろして、叔母から借りた女の子の服を着るという。この時代は男性も女性のように髪の毛は長かったので、さらさら黒髪ストレートですね。さらに、このときは15歳!中学生の女装男子を想像しましょう。誰も男子だと疑わないレベルの完璧な美少年の女装だったのでしょう。きっと絶対かわいい。

女装するヤマトタケルの画像
Wikipediaより
女装するヤマトタケル(画:月岡芳年)
Wikipediaより

なんで、女装したのか。

物語通り読めば、厳重な見張りをかいくぐる、警戒を解いて熊襲健に近づくためとなるのでしょう。宴の席で酒を注いでもらうならかわいい女子がいい。かわいい女の子がいたら、だれでも鼻の下伸ばしちゃうよね、っていうこと。

別の解釈をすると、この叔母・倭比女命は伊勢神宮の斎宮(めちゃ優れた巫女さん)なのですよね。その優れた巫女の衣を借りるっていうのは、優れた霊力を纏うっていうことでもありますので、精神的な攻撃力・防御力をアップさせうるためという。実際、この作戦が成功しているので、前者の解釈も、後者の解釈も間違いではない気がする。

(※ここまでが、女装に対する真面目なお話)

(※ここからは、妄想話。下ネタやBLが苦手な方はご遠慮ください。)

ヤマトタケルは左か右か

ヤマトタケルは攻めか受けかという話ですよ。

ここからは、日本史における最古のBLの話をしてきますね。

そもそもBL・同性愛の文化がここ最近(昭和~令和)だと思っていますか?違うんですよ。江戸時代、戦国時代、さらには平安時代からあるものなんですよね。戦場における武士同士や、寺における僧侶と稚児(剃髪前の少年修行僧)といったふう密かにあったものなんですよ。空海や武田信玄が有名かも(詳しいことは参考文献の本読んでみてね)

で、僧侶と稚児の話。これは大人と子供の関係なのですよね。この関係は熊襲健と倭男具那王(小碓命の別名)と同じですよ。なぜかっていうと、

 健→勇敢な人(大人)

 男具那→少年

という意味があるという。大人と子供の関係性は特別なものではないよという主張です。

それでは本題の

右(受け)説

これは『日本書紀』を参照してみましょう。

川上梟帥、其童女の容姿に感でて、手を携えくみて席を同て、杯を挙げて酒を飲ませつつ戯れ弄る。ときに更深人闌ぎぬ

(参考文献3:日本書紀より)

熊襲健を殺すヤマトタケルの画像
Wikipediaより
日本武尊と川上梟帥(画:月岡芳年)
Wikipediaより

名前が変わり、兄弟が一人になっているが、大事なのはそこではない。

戯れ弄る”この言葉。たわむれるには遊ぶという意味があるが、ここでは違う。昔は戯れるにはセックスするという意味があります。

要は熊襲健と小碓命は寝室でヤってるんですよ。女装しているからは小碓命が入れられる側でしょ。よく男だとばれなかったよな…夜だから暗くてばれなかったのかな?

尻におちんちんを入れられるというのは、どんな感覚何でしょうかね…
ちなみに、腸内にザーメンいれられると、お腹壊すらしいですよ。次の日、ヤマトタケルが腹痛で苦しまなかったのか心配。

翌日朝には、ヤマトタケルは熊襲健を殺しています。ぱぱんからの命令だから殺したのか、受けで気持ちよくなくの嫉妬なのか、下手くそで痛かったから殺したのか。

外国には、年長者から美少年への行為が通過儀礼があるのですが、同じものもなが日本にも存在していたのだろうか?それとも単にこの2人がバイセクシャルであり、男色文化のパイオニアなのだろうか?うーん、女装までは理解できますが、セックスしたのには理解難しいですね。

個人的には②ヤマトタケルは攻めであった説をおしたい。

左(攻め)説

こちらは『古事記』をみてみよう。

ここに熊曽建兄弟二人、その嬢子を見感でて、己が中に坐せて盛りに楽しつ。故、その酣なる時に臨りて、懐より剣を出し熊曽の衣の衿を取りて、剣もちてその胸より刺し通したまひし時、その弟建、見畏みて逃げ出でき。すなはち追ひてその室の椅の本に至りて、その背皮を取りて、剣を尻より刺し通したまひき。ここにその熊曽建白言しつらく、「その刀をな動かしたまひそ。僕白言すことあり」とまをしき。

(参考文献2:古事記より)

すこし長いですね。アンダーラインだけでも注目してください。

やはり、最初は女の子としてかわいがられている。人によりますが、ここでは受け側であるとも読めなくもないですよね。セックスしたという直接的な表現がないので、なんともいえないですが。

そこからの、兄と弟を剣で殺すシーン。受け身から突然の攻めへの転換。掘られたことへの復讐なのでしょうかね。それとも純粋に女装しときながら掘りたかったのでしょうか。それとも、成長して男性的力を獲得した、ようは風情ある美少年の肉体に筋肉隆々の大男のような神がかった怪力が宿ったので、目的のために殺しにかかったということなのでしょうか。(これだとしたら、少年としての知恵と、人を殺せる力でもって、出雲健を騙し討つことにも繋がっていくのかも?)

剣を尻に刺すシーン。尻、後方という意味もありますが、それなら背なり後方なりと書けばいい(直前で背と使っていますしね)。あえて太安万侶が尻と書いてあるなら、それは臀部・お尻・尻の穴ということ読めということでしょう。そう読みます!

また、剣は武器としての意味とおちんちんとしての意味もある。武器は男性が使うものであり制圧した際にその土地の女性と婚姻する風習があります。そこから男根としての意味も持つようになっている(八千矛神を例にだすとわかりやすいかもしれません。八千矛=たくさんのおちんちん=ヤリチン)、と個人的には解釈していますが、あながち間違いではないと思います。

とすれば、この描写はアヌスにおちんちんを挿入してるってことになる。そのあとの、名前を献上する場面。ピストン激しいから止まってという弟くん、フィニッシュ迎える前に腰ふるのを止めるヤマトタケル。挿入された状態で名前差し出すとか、なかなかの奇抜な場面である。妄想だけははかどります。

まぁ、ここに通過儀礼的な観点を持ち込むとしたら、これは成人式なのではないだろうか。目上の人を屈伏させることが、大人として見られる条件であり、事実、大人としての名を貰っている。この後は、女性としか行為を行っていないことも、裏付けになるのではないでしょうか。(強引ですけどね)

まとめ

というわけで、ヤマトタケルとBLについて見てきました。

美少年(女装)ヤマトタケルは熊襲健とセックスをした。心のおちんは勃起不可避、以上!今夜のおかずはこれで決まりだね。

BL的視点を持ち込むか、イニシエーションを含むかは個人の自由です。この記事はみかはこう解釈したよっていうだけです。

ただ、こんなくだらなくて下品な妄想をできるのは古事記だけだと思っている(古事記に下ネタ多すぎなのも原因)。許容してくれる?(罰はあたってないので)この書物に感謝して、この記事の締めにします!読んでくれて

参考文献
1 桐生操『世界ボーイズラブ大全:「耽美」と「少年愛」と「悦楽」の罠』(文藝春秋 2012年)
2 倉野憲司『古事記』(岩波書店 2007年)
3 nifty『ヤマトタケルは日本における女装の元祖!? オカマで読み解く日本史』(https://news.nifty.com/article/item/neta/12301-1304797/ 2022年5月閲覧)
4 小野寺優『ラノベ古事記~日本の英雄と天翔ける物語~』(KADOKAWA 2022年)

古事記まめちしき一覧へ
Writer 水薫

ラノベ古事記で愛と厨弐病とエロを学びました。推しはツクヨミ様と阿礼ちゃんです。幅広く記事を書いていきたいと思うので、よろしくお願いします。

Homepage

ラノベ古事記ラノベ古事記

当サイト代表が運営する古事記をキャラ萌えしながら楽しめる読み物コンテンツです。月間約50万PVを記録した人気サイト!ぜひご覧ください!

Likebox