日本の神話・古事記の情報発信サイト
ラノベ古事記の他にも、古事記の現代語訳や入門書には、たくさんの素敵な本があります。原文に近いもの、現代語訳で読みやすいもの、漫画で流れをつかみやすいものなど、それぞれに違った魅力があります。
ここでは、ラノベ古事記の作者が実際に読んできた本の中から、古事記を初めて読む方にも、もう少し深く知りたい方にも選びやすいように、書籍と漫画に分けて紹介します。
【レベル】上級者向け
原文と読み下し文をしっかり確認したい方向けの、古事記研究の基本になる一冊です。現代語訳中心の本ではないので、最初の一冊として読むには少し手ごわいかもしれません。
ただ、いろいろな現代語訳や解説書を読んだあとに戻ってくると、本文の言葉そのものに触れられるありがたさがよく分かります。解釈を確認したいとき、原文に立ち返りたいときに、とても頼りになる本です。
本書には読み下し文と原文が収録されています。最初から全部を読み通そうとしなくても、気になる場面だけ確認する使い方でも十分役立ちます。
巻末の付記からは、倉野憲司先生が長い時間をかけて古事記に向き合われたことが伝わってきます。古事記を深く読みたい方には、手元に置いておきたい一冊です。
【レベル】上級者向け
原文・読み下し文・現代語訳をあわせて確認したい方におすすめの一冊です。読み下し文、現代語訳、原文、索引がそろっているので、本文を丁寧に追いたいときに頼りになります。
倉野憲司先生の岩波文庫版が少し難しく感じる場合でも、現代語訳と注釈があることで、本文の流れを追いやすくなります。
冒頭の解説も充実していて、稗田阿礼のこと、上中下巻の区分、古事記研究の流れなどを知る手がかりになります。古事記という書物そのものについて考えたい方にも向いています。
入門書を読み終えたあと、もう一段深く読みたいときにおすすめです。物語を楽しみつつ、言葉の意味や背景も丁寧に確認できます。
【レベル】中級者向け
作家・池澤夏樹先生による現代語訳の古事記です。原文の力を生かしながら、現代の読者にも読みやすい言葉で訳されています。
文章の流れが自然で、物語として読み進めやすいのが魅力です。古事記の雰囲気を感じながら、まずは通読してみたい方に向いています。
下段に注や解説が入っているため、分からない箇所を確認しながら読めるのもありがたいところです。研究書のように構えすぎず、物語として古事記に触れたいときにおすすめです。
分かりにくい箇所を無理に断定しすぎず、本文の難しさも残しながら読ませてくれるところに、古事記への丁寧な向き合い方を感じます。
【レベル】初級者向け
古事記を「今の自分たちに関係のある物語」として読みたい方におすすめの現代語訳です。
竹田恒泰先生の語り口はとても分かりやすく、なぜ古事記を読むのか、なぜ日本神話を知ることが大切なのか、という入口を丁寧に作ってくれます。
原文に忠実な確認というよりは、古事記に関心を持つきっかけとして読みやすい一冊です。読み終えたあとに、別の現代語訳や原文系の本へ進むと、理解がさらに深まると思います。
古事記を難しい古典としてではなく、自分の国の神話として身近に感じたい方に向いています。
【レベル】初級者向け
古事記を楽しく最後まで読みたい方に向けて、ラノベ感覚で読めるように書いたシリーズです。
神様たちをキャラクターとしてとらえ、会話や感情の流れを補いながら、古事記の物語を読みやすくまとめています。かわいいイラスト付きの系図もあるので、神様どうしの関係も追いやすいと思います。
二巻以降は、原文の現代語訳にあたる部分が分かるように太字で示しています。物語として楽しみながら、「ここは古事記本文に基づく部分なんだな」と確認しやすい形を目指しました。
ラノベ古事記を読んだあとに、原文や他の現代語訳を読み比べると、神話の見え方がぐっと広がります。
古事記を初めて読む方にも、すでに好きな方にも、「もっと知りたい」と思っていただけたら嬉しいです。
【レベル】初級者向け
絵と文章で古事記の神話部分を楽しみたい方におすすめの一冊です。
『古事記』上巻に収められた神話を、富安陽子先生の文章と山村浩二先生の挿し絵で描いた本です。三浦佑之先生が監修されている点も安心感があります。
児童書として手に取りやすい本ですが、文章も絵もとても丁寧で、大人が読んでもしっかり楽しめます。古事記の世界に最初に触れる一冊として、とても入りやすいと思います。
内容は神話部分が中心なので、古事記全体を網羅する本ではありません。まずはイザナギ・イザナミ、アマテラス、スサノオ、オオクニヌシなどの物語を楽しく知りたい方に向いています。
【レベル】中級者向け
「天上の虹」や「女帝の手記」でも知られる里中満智子先生による、漫画版の古事記です。古代史や神話への深い関心が伝わってくる、読み応えのある作品です。
最初に、物語としての古事記として描いたものであり、学問としての解釈と一致しない部分もある、という趣旨のメッセージが添えられています。そのうえで、本文や時代背景への配慮がとても丁寧に感じられます。
漫画になると、人物の関係や場面の流れが視覚的に分かりやすくなります。文章だけでは追いにくい系譜や神話の展開も、絵で見ることで理解しやすくなります。
上下巻で古事記全体を広く扱っているため、漫画でしっかり古事記を読みたい方におすすめです。古代を描く里中先生の画面の力も、大きな魅力です。
【レベル】上級者向け
こうの史代先生による、読み下し文をベースにした漫画版の古事記です。
「ぼおるぺん古事記」の名の通り、線のやわらかさと手描きの温度があり、古事記の不思議さや神様たちの存在感が独特の雰囲気で描かれています。
本文は読み下し文なので、現代語訳の漫画よりは少し難しめです。ただ、絵があることで言葉のリズムや場面の流れを感じやすく、原文寄りの古事記に触れたい方にはとても面白い一冊です。
扱われているのは主に上巻部分です。神話の世界を、こうの史代先生ならではの表現で味わいたい方におすすめです。
【レベル】中級者向け
『古事記』をほぼ全編マンガで解説し、国の誕生から雄略天皇の即位までの流れと要点が分かる入門書です。
神話部分だけでなく、中巻・下巻にあたる天皇の物語まで一冊で大きく見渡せるのが魅力です。後半は要点を押さえた構成ですが、入門漫画でここまで広く扱っている本は貴重だと思います。
漫画だけでなく、図解や解説ページも入っているので、物語の流れをつかみながら背景知識も確認できます。古事記全体の見取り図を知りたい方におすすめです。
以前は関連する解説動画も紹介していましたが、現在はページが確認できないため、本文からは外しました。本としては今も、古事記全体の入口として使いやすい一冊です。
【レベル】初級者向け
ふわこういちろう先生による、やさしい絵柄のまんが古事記です。二頭身の神様たちがかわいらしく、古事記に初めて触れる方でも入りやすい雰囲気があります。
内容は神話部分が中心ですが、中巻・下巻の内容にも少し触れられています。薄めの本ながら、説明もしっかり入っていて、気軽に読める入門書として使いやすいです。
見せ場は大きく、説明部分は丁寧に、というメリハリがあるので、文章が多い本が苦手な方にもおすすめしやすい一冊です。
まずは楽しく古事記の雰囲気を知りたい方、かわいい漫画で神様たちに親しみたい方に向いています。
【レベル】初級者向け
最後にもうひとつ。ラノベ古事記のコミカライズ版です。
漫画を手がけるのは駒碧先生。原作のキャラクター感を大切にしながら、イザナギとイザナミの物語を漫画として読みやすく描いていただきました。
現在はKADOKAWAの漫画サイト「カドコミ」などで読むことができます。紙の単行本『マンガ古事記 イザナキとイザナミ 日本を産んだ神様夫婦はラブラブだったのですが。』も発売されています。
ラノベ古事記の雰囲気を漫画で楽しみたい方は、ぜひこちらも読んでみてください。

当サイト代表が運営する古事記をキャラ萌えしながら楽しめる読み物コンテンツです。月間約50万PVを記録した人気サイト!ぜひご覧ください!