そもそも古事記とは
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天御中主神アメノミナカヌシノカミ
天御中主尊あめのみなかぬしのみこと

アメノミナカヌシノカミ
アメノミナカヌシノカミ

天御中主神(アメノミナカヌシノカミ)とは

アメノミナカヌシは、古事記の中でも一番最初に出てくる日本の最高神です。

しかし、最高神にも関わらず、なんでこんなにマイナーなのか・・・・

理由はただひとつ。

一回しか出てこないから・・・・。

しかも、日本書紀には出てすらこないってゆぅ。

空気すぎる神です♥︎

名前の由来

長くて難しいから、みんなに名前すら覚えてもらえないんだけど、簡単な覚え方があるのでご紹介。

→アメノ は、天つ神によくついてる苗字みたいなもんです。

→ミ は、「御霊(みたま)」とかでもつかう尊敬するものとか、大切なものに使う接続詞ですよね。

→ナカ 中心の〜

→ヌシ!!

これを続けて読むと、

アメノミナカヌシ!!!

ほら!覚えられた!!!!

てゆうか、お願い!!覚えてあげてっっ!!!!(愛。)

分解してみると、日本の神様って笑っちゃうくらい「まんま」の名前が多いんです。

アメノミナカヌシノカミの神話

さてさて。

では、名前も覚えていただいたところで、ミナカヌシがどんな神様なのか、じっくりとご紹介したいところなのですが・・・・・

特になにもありません。

だって、一番最初に名前がぴょろっと出てきただけの神様ですからね。

天地開闢(てんちかいびゃく・高天原と葦原の中つ国がなんとなく分かれた時。)で、一番最初にミナカヌシが現れ、その後にタカミムスビ(高木)と、カムムスビが現れ、この一番最初に生まれた3柱の神様を「造化三神」って呼びます。

プラス、その後に生まれた2柱を合わせて、合計5柱が「別天つ神」。

しかし、5柱ともすぐに姿を隠しちゃって、ミナカヌシに関しては、その後二度と出て来ない・・・。

うちの古事記では、ちらほら出て来ますけど、ホンモノの古事記には、この一回しか出て来ないんです。

あと、もう一回、『ミナカヌシかな??』という登場シーンが、イザナギとイザナミが子づくりで悩んだ時に、別天つ神にアドバイスをもらいに行くところです。

そのときに、別天つ神が太占(ふとまに)で占ってくれた。って記述があるのですが、『別天つ神』と書いてあるだけで、『ミナカヌシ』とは書いていない。。。

そう。つまり、ホントになんの実績も無いんです。

あと、ミナカヌシの情報としては、「独神(ひとりがみ)」ってゆう、性別のない神様だってトコロかな。

うん。そんなもんだな。

以上。

これで、あなたもミナカヌシマスター★

神話一覧

『天地開闢』
アメノミナカヌシが生まれ姿を隠し、タカミムスビが生まれ姿を隠し、カムムスビが生まれ姿を隠す。・・・・以上。

その他

日本に仏教が伝わってから、ミナカヌシは、妙見菩薩(みょうけんぼさつ)や、水天様の元となったヴァルナ神さんと、同一視されるようになりました。私は海外の神様はあんまり詳しくないんですけど、妙見菩薩さんは「天の中心の至高神」らしく、それで同一視されるようになったとか。ヴァルナ神さんと同一視された経緯は謎です。

そのため、妙見菩薩さんや、水天さんを祀っている神社にちゃっかりミナカヌシも一緒に祀ってもらっていますw

そして、水天さんの影響で、なぜか、水属性になりました。

あとは学説なのですが、ミナカヌシは「宇宙」を表した神なんじゃないかと言われています。

古代の日本人には、地球の外にもなんか底知れぬ大きなものを感じ取ってていて、それを神として表したのがミナカヌシなんじゃ。って考えです。

現代っ子の私たちは当たり前のように「宇宙」があるってコトを知ってますけど、そんな知識なんて全然無い時代。

ご先祖様たちがどこまで自然の大きさを感じ取っていたのかを想像するだけで、なんだかとってもロマンです♡

ご利益(神徳)

安産・長寿・招福・出世開運・学業上達・技術向上・海上安全・厄除け・病気治癒・養蚕守護 など

祀られている神社

影が薄すぎるため、祀られている神社も少ない可哀想な神です。

だいたい、なんか他の神様がメインで祀ってあって、「あ、そういえば最高神って書いてあったし、ミナカヌシも祀るか」みたいなノリで祀られてあったり、妙見菩薩としか書いてなくて「アメノミナカヌシ」の「ア」の字も書いてなかったり・・・

妙見菩薩さんも、水天さんも、元は別の神様だしね・・・

なので、神社で、『天御中主神』の名前を見かけたら、ぜひ、手を合わせて『知ってるよっっ!!!』って伝えてあげてください。

たぶん喜びます。

神社一覧

など