日本神話『目次』
電車の中で読むから、漫画っぽい絵が出てくるのは恥ずかしい。
という方用に挿絵と文章のみをまとめました。イラスト付きはこちらから。
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- 日本神話 目次
イザナギとイザナミの神話
天地開闢
この国の歴史は世界がまだ未完成で、神様すらいなかったところから始まる。
現在の世界は『人の住む地上』『神の住む天界』『死者の住む冥界』の三層に分かれているけれど、その頃は地上も天界もまだ分かれていなくて、冥界は存在すらなかった。ただ世界は混沌と、どこまでもどこまでも続いていた・・・
黄泉の国
なんとなく国の形ができ、イザナミはとってもご満悦だった。しかし、そのおかげで最近ご無沙汰になってしまったイザナギは、どうもテンションが上がらずにいた。
そんなある日・・・
三貴神
黄泉の国から無事に脱出し、イザナギが地上に戻ると、まだ夜明け前だった。風が心地よい。しかし黄泉の国の死臭が取れずに気になったので、河原で禊ぎをすることにした。禊ぎとは、水で体を清める儀式のことだ・・・
アマテラスとスサノオの神話
天岩屋戸
誓約に負けたアマテラスは、スサノオを高天原の神殿に迎え入れた。ウルサイ弟だが、なんだかんだ自分を頼って来てくれたのは嬉しかった。
しかし翌日、アマテラスの部屋に八百万の神の一人が飛び込んで来た・・・
クシナダヒメ
アマテラスが戻り、再び平和になった高天原だったが、八百万の神々は、そもそも事の発端となった、スサノオに3つの罰を下すことを決めた。まずは、彼の所有する品々を高天原に全て献上させた。今でいう罰金だ。次に、ヒゲを剃り、爪をすべて剥がした。また生えてくるものを無くすことは、心を入れ替えるという意味があった。そして、最後に高天原から追放した・・・
八岐大蛇
「んあー!良い朝だー!!」
一目惚れしたクシナダヒメを八岐大蛇から救うことになり、昨晩、ちゃっかり彼女の実家に泊まり込んだスサノオは、太陽に向かって伸びをした・・・
オオクニヌシの神話
因幡の白ウサギ
スサノオのハッピーエンドから数百年後。スサノオとクシナダヒメの息子の子供の子供の子供の子供に、オオナムチノミコトという息子が産まれた。スサノオの6代孫にあたる。
オオナムチには、大勢の異母兄弟がおり、彼らは八十神と呼ばれていた。しかし、末っ子だったオオナムチは、体も小さく八十神のイジメの対象だった・・・
根の堅洲国
2度も八十神に殺されたオオナムチは、カムムスビから「スサノオに助けてもらったら?」とアドバイスをもらい、根の堅洲国に向かった。 根の堅洲国の入口は黄泉の国と同じ黄泉比良坂の先にある。しかし、黄泉の国とは異なった空間にあり、生者と死者が共に暮らしていた・・・
オオクニヌシの誕生
スサノオの無茶ぶり試練の翌朝。
オオナムチが帰らなかったので、スセリビメは泣きながら葬儀の支度を整えていた。昨日から愛娘に無視され続け、スサノオは端っこの方で肩身狭そうに座っている・・・
国譲りの神話
オオクニヌシの国造り
根の堅洲国から戻り、オオクニヌシは出雲で国を治めることになった。
イケメンが若くしてこの国の王様になったのだ。ぶっちゃけモテてモテて仕方がなかった。そして何よりも彼自身、ウサギもびっくりする程のプレイボーイだった・・・
アメノオシホミミとアメノホヒ
高天原の神殿、アマテラスの部屋では彼女より偉いはずの別天つ神、アメノミナカヌシ、タカミムスビ、カムムスビの3人が正座をしながらうつむいていた。アマテラスは腕を組みながらご機嫌ナナメの様子で部屋の中をウロウロしている。端から見ると大の大人が女子高生に𠮟られているみたい・・・
アメノワカヒコ
出雲にホヒを派遣してから、3年もの歳月が流れていた。
アマテラスは、来る日も来る日もホヒからの連絡を待ち続けたが連絡は一向に届かない。それどころか天浮橋から見る出雲はさらに栄えたように見えた・・・
オオクニヌシの国譲り
度重なる失敗に、アマテラスは意気消沈していた。鳴女とワカヒコの死が相当こたえたのだろう。
「ねぇ、オモヒカネ・・・・・・どうしよう。」
「どうしようって・・・随分と大雑把なフリですね・・・
日向三代の神話
天孫降臨
タケミカヅチより、オオクニヌシが国を譲り黄泉に行ったとの報告を受け、アマテラスは身の引き締まる思いがした。国譲り自体は目的ではない。ここからが本当のスタートなのだ。彼女は両親ができなかったことを成し遂げたかった・・・
コノハナサクヤヒメ
日向に建てた宮殿で国づくりを進めながら、ニニギは立派な大人へと成長した。
そんなある日、高天原から葦原の中つ国まで案内してくれたサルタビコが、故郷に帰りたいと言い出したので、ウズメに送らせることにした。 ついでに、ウズメが1人でサルタビコの正体を時のお礼として、彼女に名前をあげた・・・
海幸彦と山幸彦
ニニギとサクヤヒメの息子、ホデリ、ホスセリ、ホオリはすくすくと育ち、やがて大人になった。
長男のホデリは釣りが得意だったので、周りからは海幸彦と呼ばれ、末のホオリは狩りが得意だったので、山幸彦と呼ばれていた。ちなみに次男のホスセリについては一切情報が無いので出番はここまでだ・・・
豊玉姫と玉依姫
海幸彦に勝利すると、山幸彦は家路についた。そして玄関を開くと、小さな男の子がパァッと笑顔を向け駆け寄ってきた。
「ちちうえーっ!おかえりなさぁい!!」
と、思いっきり飛びついてくる。超かわいい・・・
番外編
ツクヨミの神話
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・ん?
・・・・・・・・俺の神話??
・・・いや、いいよ・・・俺の話しは・・・・・・・・どうせスサノオとかぶってるから、聞いたってつまらない・・・