古事記の原文『オモヒカネの作戦会議』
『オモヒカネの作戦会議』の原文
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原文の概要
天武天皇
引きこもったアマテラスを岩屋戸から出すために集まった八百万の神々は、オモヒカネにゆだねる。オモヒカネは神々に、鏡を作らせるなどの準備を命じる。
安万侶
八百万の神々!神話って感じしますね!!
天武天皇
だな。ただオレは、昔氏族たちが協議して、まつりごとを決めていたのを連想しちゃうね。
安万侶
さすが陛下 ・ ・ ・
原文&読み下し文
【原文】稗田阿礼
爾高天原皆暗、葦原中国悉闇。因此而常夜往。
【読み下し文】藤原不比等
ここに
【原文】稗田阿礼
於是万神之声者、狭蠅那須満、万妖悉発。
【読み下し文】藤原不比等
ここに
【原文】稗田阿礼
是以八百万神、於天安之河原、神集集而、高御産巣日神之子、思金神令思而、
【読み下し文】藤原不比等
ここをもちて
【原文】稗田阿礼
集常世長鳴鳥、令鳴而、取天安河之河上之天堅石、取天金山之鉄而、求鍛人天津麻羅而、
【読み下し文】藤原不比等
【原文】稗田阿礼
科伊斯許理度売命、令作鏡。科玉祖命、令作八尺勾璁之五百津之御須麻流之珠而、
【読み下し文】藤原不比等
【原文】稗田阿礼
召天児屋命、布刀玉命而、内抜天香山之真男鹿之肩抜而、取天香山之天之波波迦而、令占合麻迦那波而、天香山之五百津真賢木矣、根許士爾許士而、
【読み下し文】藤原不比等
【原文】稗田阿礼
於上枝、取著八尺勾璁之五百津之御須麻流之玉、於中枝、取繋八尺鏡、於下枝、取垂白丹寸手、青丹寸手而、
【読み下し文】藤原不比等
用語解説
安万侶
天武天皇
ずーっと夜が続いたってこと。昼がないわけだな。
安万侶
アマテラスが岩戸に隠れたから?
天武天皇
そういうこと。太陽が隠れたら真っ暗になるよな。
安万侶
たくさんの神様が色んなことしてますね。
天武天皇
んじゃあ、軽く紹介するか。
オモヒカネは知恵の神だから、超頭がいい。
イシコリドメは鏡づくりが得意。
タマノヤは勾玉づくりの名人。
アメノコヤネは神事を司っていて、
フトダマも祭祀を任されている。
安万侶
天武天皇
常世の国から来たニワトリのこと。
安万侶
天武天皇
そのまんま硬い石な。今から鉄を鍛えるから、作業台にしたいのね。
安万侶
天武天皇
肩の骨を丸ごと抜き取ってってことだな。
安万侶
ははかって??
天武天皇
桜の一種よ。
安万侶
天武天皇
占いを行わせてってこと。
安万侶
天武天皇
枝葉の茂った
安万侶
天武天皇
大きな鏡ってとこかな。
安万侶
天武天皇
それぞれカジノキと麻でできた布。神社とかでギザギザの白い紙を見たことないか?
安万侶
見たことあります!あのファサ~ってなってるやつですね。
天武天皇
そうそれ。昔は布で作ってたんだ。