古事記の原文『草薙の剣』
『草薙の剣』の原文
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原文の概要
天武天皇
ヤマトヒメの所に立ち寄ったヤマトタケルは、景行天皇は自分が死ねばよいと思っているんだと、泣く。ヤマトヒメはヤマトタケルに草薙の剣と袋を授ける。
安万侶
草薙の剣! 三種の神器のひとつですよね!
天武天皇
ヤマトヒメは、アマテラスの鎮まる土地を求めて伊勢まで行ったからな、草薙の剣も一緒に移ったんだろう。
原文&読み下し文
【原文】稗田阿礼
故、受命罷行之時、参入伊勢大御神宮、拝神朝廷、即白其姨倭比売命者、
【原文】稗田阿礼
天皇既所以思吾死乎、何撃遣西方之悪人等而、返参上来之間、未経幾時、不賜軍衆、今更平遣東方十二道之悪人等。因此思惟、猶所思看吾既死焉。
【読み下し文】藤原不比等
「天皇既に
【原文】稗田阿礼
患泣罷時、倭比売命、賜草那芸剣、亦賜御嚢而、詔若有急事解茲嚢口。
用語解説
天武天皇
朝廷は皇居のことだが、ここは神のいらっしゃる所だから、神殿のこと。
天武天皇
もう私が死ねばよいとお思いになっているってこと。
天武天皇
急ぎのことのこと。