古事記の原文『ワカヒコの派遣』
『ワカヒコの派遣』の原文
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原文の概要
天武天皇
タカミムスヒとアマテラスはオモヒカネに相談し、報告に戻らないアメノホヒの次に、アメノワカヒコを派遣する。ワカヒコはオオクニヌシの娘シタテルヒメと結婚し、8年経っても報告しない。
安万侶
アメノワカヒコも戻ってこないんですか?
天武天皇
ああ。美人と一緒になったら戻りたくなくなるだろ。
原文&読み下し文
【原文】稗田阿礼
是以高御産巣日神、天照大御神、亦問諸神等、所遣葦原中国之天菩比神、久不復奏。亦使何神之吉。
【読み下し文】藤原不比等
ここをもちて高御産巣日神、天照大御神、また
【原文】稗田阿礼
爾思金神答白、可遣天津国玉神之子、天若日子。
【原文】稗田阿礼
故爾以天之麻迦古弓、天之波波矢、賜天若日子而遣。
【原文】稗田阿礼
於是天若日子、降到其国、即娶大国主神之女、下照比売、亦慮獲其国、至于八年、不復奏。
【読み下し文】藤原不比等
ここの天若日子、その国に降り到る即ち、大国主神の
用語解説
天武天皇
天の国の霊魂ってこと。
天武天皇
オオクニヌシの別名の
天武天皇
鹿などを射る大きな弓のこと。
天武天皇
はっきりしないんだが、羽の付いた大きな矢ってとこかな。
天武天皇
『はは』は蛇って意味ともとれるから、大蛇のように強い矢かもしれないな。